四畳半テクノポリス

コロナのストレスで気が狂い、D進した院生

研究テーマがネタかぶりした話

本日すごく悲しい事がありました。一つは友人にatcoderのレートで抜かれたことと、もう一つは研究テーマが駄目になったことです。まあ、駄目だってことに気づけただけでも無駄な時間を過ごさなくてよくなるので良かったのですが。

研究テーマに関して何があったのかというと、自分が現在取り組んでいた研究がずいぶん前に発表されていたことに気づきました。すごく良いアイデアだと思っていたのでかなりショックです。なぜこのような事が起きてしまったのかというと、理由は2つあります。

 一つは本質的には僕の調査不足としか言いようが無いのですが、参考にしていた論文の用語と、世間一般で使われている用語が異なっていたため、関連研究が上手く辿れなかったことです。最初の頃、ラボメンと一緒にクローラまで書いて、参考文献を漁りまくったのですが、一向に先行研究が見つからなかったので、この研究がこのアイデアに関しては世界初何じゃないかと勘違いしてましたが、そんな事全然ありませんでした。

 もう一つは僕の認識とネタかぶりが発生した論文と同じアルゴリズムを異なる数理モデルで扱っていたことです。これに関しては数学の世界でも度々起きているような気がします。

もう少し広く論文を読んでいたら回避できると思うとかなり悔やまれます。悲しいなぁ

落合陽一が50本だか25本だか論文を読めばその領域が分かる。みたいなことを言っていましたが、全然足りないですね。

今後の対策

とりあえず読む論文の本数を増やせば良いんですが、それだけじゃ駄目だって事がわかったので以下のようなツールを使っていきたいと思います。論文の引用を可視化してくれるので自分の参考にしている論文がどんな論文と引用関係か分かって今回みたいな悲劇の防止につながると思います。

www.connectedpapers.com

ああ....卒業が遠のいたな、博士の世界は厳しいぜ