文章添削チェックシート
レベル1
これがだめなら文章として破綻しているレベル、実験レポートは最低限このレベルを満たしていなければならない。
本文
- 表記の統一が正しく行われている。
「エネルギ」「エネルギー」とか「Web」「ウェブ」とか - 定性的な表現が使われていない。
「大幅に」や「顕著に」とか - 数値的な評価が足りているか?。
考察の1文節に1個くらい数値が含まれていたほうが良い - 数値が半角に統一されている
- 「です。ます。」か「だ。である。」が統一されている。
- 図表中の表現と、本文中の表現が統一されている
- 図表中のフォントと本文中のフォントが統一されている。
- 句読点が統一できている
「.」と「。」や「,」と「、」が混在していなこと。だた「6.2%」といったように本文以外にも「.」は登場するので、一括置換は使えない場合が多いことに注意。 - 句読点が統一できている
「.」「.」と「,」「,」の大文字小文字が合っていること。 - 時制があっている。
普遍的な事実は現在形、実験条件は過去形にしなければならない - 感想を書いていない
「だと思われる」みたいに感想を書いては行けない。お前の感想は聞いてない - 「すること」や「行う」をあまり使わない
「○○することができる」→「○○可能」
「○○を行った」→「○○した」
図表
- 表の中のフォントは統一されているか?
- 図表中の数式や記号と、本文中の数式や記号のフォントが同じであるか?
- 図表のタイトルがページを跨いでいないか?
Wordは平気でこういうことが起きるので注意 - 図表の番号が正しく振られているか?
- 図表中での単語の表記と、本文中での単語の表記が統一できている?
例:図中「U-Net」、本文中[Unet」 - そもそもその図表で合っているのか?
Wordだと外部から図表を張り付けるのでこういう事態が発生しやすい。
レベル2
外部にぎりぎり出せるレベル
- 主張が正しい
正しい知識に基づいて主張がなされている。 - 前後の文章が正しくつながる
前後の文章が論理的に正しくつながっていることが大切 - 内容に無駄な重複が無い
別の段落で無意味に全く同じ話をしていたりしない。 - キーとなるアイデアが既出出ない
論文を書く場合、テーマや手法は新規性が無ければならない。よって研究を始める前に詳細な事前調査が必要である。
レベル3
良い文章であるかないか
- キャッチーな書き出して文章を書き始められている。
「有史以来~」「近年~の発展は目覚ましく」等 - 文章のストーリーがはっきりしている
大きな話題から、小さな話題に話が流れていく
話が流れるように進む
等
文章を治すとき
文章を治すときはマーカーと赤ペンを用意する。
- まず印刷して文章を読む。なるべく声に出して読む。自分で書いた文章であると、意味を理解しているので文章的な間違いを見落としがちになるやすい、そのため音読すると良い。
- 間違ったところを発見したら印刷した紙に赤ペンを入れる。赤いボールペンで何をどのように修正すべきかを書き込む。
- 最後まで読んだら修正を行う。wordかtexかは知らないが、編集画面上で修正する度に、印刷した紙に赤ペンで書き込んだ修正をマーカーで印をいれ、修正済みであることを分かるようにする。
以上の操作を繰り返すことによって、かなり機械的にまともな文章が書けるようになるる。
提出するとき
提出するときは指導教員が編集しやすいように提出する必要がある
- 指導教員と同じフォーマットで編集出来ているか?
- フォルダ分けが分かりやすいか?
図表は全て図表フォルダで管理する - 全ての図表が編集可能になっているか?
間違いが合った時に修正出来るように