四畳半テクノポリス

コロナのストレスで気が狂い、D進した院生

書くのが辛かった論文を再投稿しようとしたら辛い気持ちもリストアされてしまった。

もとごとに取り組むにはモチベーションみたいなのが非常に大切だ、特に私は似たような作業でも気持ちの持ちようでパフォーマンスが全然変わってしまうという厄介な気質を持っている。

現在以前リジェクトされた論文を別の学会に投稿しようと準備しているところであるがとても辛い。思い返すとこの論文のためのデータを集める時点で既に辛かった。前回リジェクトされた以前にも一度別の学会に投稿しようとしたのだが、その時別に実験を並行で行っていて、そっちを対応していたせいで投稿出来なかった。しかもその対応箇所は私の担当箇所ですらなく別の人の面倒を見て論文が投稿出来なかったわけだ。その後しばらくは、実験の箇所を担当していた後輩にうまく接することができなくなってしまった。

もう一つは最初に論文を投稿した時点でのことだ。これは直前に別の学会に投稿した上で一週間後に投稿というハードスケジュールであった。そもそも、この研究は結構お金がかかっているので早く論文にしないといけないという焦燥感が結構あった。直前まで一生懸命データを集めながらもう一つの論文を必死に書いていたわけで、すでに疲労困憊であった。その状態で論文を書いたわけだが、全然書けず、半分先生に書いてもらうような結果となってしまった。これにはとても罪悪感を感じてしまい、さらに気分が落ち込んで作業を続けたいのに、一行書くごとに苦痛をすごく感じる状態になってしまい、なかなか進めるのに苦労した。また、急ピッチで論文を書いたため、図表もイマイチな出来て、何度も修正をもらい、それも辛かった。論文提出後のことをあまり良く覚えていない。なんだか辛かったことはよく覚えている。

そんなこんなで苦労して書いた論文はイマイチな出来てリジェクトされてしまった。今度はこの論文を別の学会に出すために準備している。ただ、論文を読み返すたびに当時の辛い気分が心に復元されてしまい、進めるのが辛い状態になっている。辛いなぁ、胸が痛いなぁ、まあ自業自得だし大人だし、なんとかするけど。