ubuntu20.04へのお引越し、いろいろインストールしてみた
ubuntu20.04がリリースされたので引っ越したときに、普段使っているソフトウェアが動いたかどうかについてのメモです。
CUDA
無理だと思っていましたが普通に動きました。というかデフォルトでCUDAのドライバが入っていたのでちょっとびっくりしました。
sudo gedit /etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf
でエディタを開いて
options nouveau modeset=0
と書き込んで
$ sudo update-initramfs -u
$ sudo reboot
ってな感じで反映させれば液晶の問題は発生しなかったです。この設定が20.04でも必要なのかはちょっと疑問ですが...
まだ20.04に対応してないCUDAですが、OSバージョンは
を選択すれば大丈夫です。CUDA10.2をインストールし、ついでにPytorchも入れて動かすことができました。
nvccのパスは自分で通してあげないといけないので、~/.bashrcに
#cuda setup export PATH=/usr/local/cuda-10.2/bin${PATH:+:${PATH}} export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/cuda- 10.2/lib64${LD_LIBRARY_PATH:+:${LD_LIBRARY_PATH}} export CUDA_HOME=/usr/local/cuda
を追加しておきましょう。
あとnvccを動かそうとした場合、CUDAとGCCのバージョンが合わないらしく、コンパイルが通りませんでした。というわけで、
/usr/local/cuda/include/crt/host_config.h
の138行目の
#error -- unsupported GNU version! gcc versions later than 8 are not supported!
をGCCのバージョン判定をコメントアウトしてあげるとコンパイルが通るようになりました。(こんなことしていいのかな?まあ動いてるからいいか)
Vivado
鬼門かと思われましたが、すんなり動きました。JAVAのパワーは凄いぜ!そのままでは起動しませんが、
$sudo apt install libtinfo5
だけインストールすれば大丈夫だと思います。
インストール先は/tools/Xilinx/Vivado/2019.2/でした。この中の/bin/vivadoで起動します。
DropBox、MEGAsync
この辺は研究データのバックアップに使っているのですが、ちゃんと動きました。MEGAに至っては、すでに20.04用のバイナリが用意されていました。
KiCAD
とりあえずちゃんと動いてそうです。
VScode
まあ動くよね
これも特に工夫無しで動きました。
まとめ
という感じであっさり引っ越しは終わりました。まあ感想としてはCUDAインストールバトルがあっさり終わり過ぎて拍子抜けです。(まあこれは僕の慣れと、M.2のアクセス速度もあると思います。)
いろいろ入れてみて感じたのは昔より上位互換性が上がってきてるんじゃないか?ってことと、UIも洗練されてきてるなってことです。今回いろいろなソフトが無変更で動いたのはとても楽でした。